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木と土の家づくり 自然素材を活かした家をつくるなら、安城木材市場(株)アンモクの住いへ

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〒446-0025 愛知県安城市古井町軽桶15

お住いの詳細detail

安城市 桜井町 S様邸(大規模リフォーム)

築50年超の上三建ち本屋普請のリノベーション(部屋の間取り変更を伴う大規模リフォーム)です。
既存の外壁材を全て撤去して、外壁下地をやり直して新規の外壁材(4種類)を施工しています。
内部は一部(和室2部屋と仏間)を残して間取りを変更し、柱や梁など構造材を補強して、住宅設備機器(システムキッチン・システムバス・トイレ一式・洗面化粧台など)を全て新調しました。

お住いの写真


お住いの概要

仕様 上三建ち平屋 大規模改修 建物形状 上三建ち(中2階のある平屋)
外壁下地 桧(ヒノキ)ドウブチ下地 屋根 既存の屋根瓦一部 補修のみ
外壁仕上 上三建ち部:杉赤味斜面板 本囲い
西・北の腰壁:杉赤味斜面 鎧張り
東面の上壁:杉赤味斜面板 鎧張り
北面の上壁:しっくい塗り仕上
上記以外:ガルバリウム鋼板張り
軒裏仕上 軒裏あらわし
内装概要  主玄関の腰壁には石目調ボーダー(細目状)タイルを施工しました。
 目地を付けながら施工する為に時間と費用がかかりますが、重厚な雰囲気で玄関空間を格調高く演出する外壁仕上です。
 主玄関は式台(小縁板)の下に踏み台を設けて上り下りを楽にしており、小屋裏への階段下スペースを活かして飾り床をつくって玄関空間を華やかに演出しています。
 玄関を入って左手の「2間つづきの和室、一段上がって仏間」をそのまま残して、他の部分は全て解体して構造補強をおこない、基礎を新設して間仕切り壁を造って間取りを変更しました。
 この和室の板戸や障子の上部、柱と柱の間に差し込まれた鴨居(カモイ)は梁(ハリ…家の上階の床を支える横架材)の様に太く、現代の木造住宅の筋違(スジカイ…柱と柱の間に斜めに立ち、地震の横揺れの際に耐力を発揮する部材)と同じ役割を果たします。
 筋違という部材はここ最近の数十年で出てきた物であり、それよりも前の時代に建てられた家にはこの「鴨居造り」が耐震の役に立っていました。
 たとえ築60年を超える建物でも直下の地盤がしっかりしていて、鴨居造り等の頑強な構造が傷んでいなければ、地震によって簡単に倒壊することはありません。
 ちなみに北の和室にある床の間の写真、斜めに盛り上がっている壁の内部には以前の耐震補強工事で施された構造補強材(鉄骨の筋違)が入っています。